日本脳炎について

日本脳炎ウィルスの感染によっておこる中枢神経の病気です。豚などの動物の体内でウィルスが増殖した後、その豚を刺したコガタアカイエカなどがヒトを刺すことで感染します。人から人へは感染しません。

日本脳炎の症状など

数日間の高熱・頭痛・嘔吐などで発症して、急激に光への過敏症・意識障害・痙攣などの中枢神経系症状を生じます。（大多数の人は無症状に終わります）

日本脳炎の治療法

脳炎を発症した場合の治療は困難で、20～40％が死に至る病気と言われます。

日本脳炎ワクチンの安全性は

平成17年以前の製造法による日本脳炎ワクチンによる副作用が問題になって中断していましたが、「Vero細胞でウィルスを培養する新しい方法で製造」することで安全性が確認されて、平成23年から接種を再開することになりました。

日本脳炎ワクチンの接種について

通常は3歳から4歳未満で第1期1回目を討ち、その1～4週後に2回目を接種する。4歳に達した時に第1期追加として3回目を接種する。その後9歳に達した時に第2期として4回目を接種する。

◆特例の措置
平成17年5月以降に中止されたため予防接種機会を逃した方へ救済する措置

他の予防注射との関係について

不活化ワクチンですので、ワクチン接種後1週間たてば他の予防接種可能です。